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喜友名諒 その輝かしい経歴と流派 「劉衛流」について 

偉大な空手家たち
画像出典:flic.kr ©Vayriot/Karaté Bushido
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喜友名諒選手は、まさに空手界のレジェンドとも言える存在です。東京オリンピックでの金メダルの活躍は、記憶に新しいでのはないでしょうか。その輝かしい経歴には、誰もが感動せずにはいられないでしょう。彼がいかに素晴らしい空手家であるのか、その凄さをここに改めて力説しておきたいと思います。

喜友名諒 圧巻の偉業の数々

まず、喜友名選手の空手界での偉業については、ただ圧倒的と言うしかありません。
世界空手道選手権大会の個人形では、2014年、2016年、2018年、2021年と、世界史上唯一の大会4連覇を達成しています。これだけでも十分に驚異的ですが、さらに団体形でも2016年、2018年と大会2連覇に貢献しています。 そして、全日本空手道選手権大会でも、前人未到の10連覇を達成しました。彼の才能は、プレミアリーグでも認められ、優勝回数が2020年1月24日まで19回を記録し、ギネス世界記録に認定されました。それだけではなく、2019年12月のプレミアリーグマドリード大会でランキングポイントが全日本空手道連盟の日本代表選手選考基準を満たし、2020年東京オリンピックの日本代表(男子形)に選出されました。そしてご存じの通り、2021年に開催された東京オリンピック空手男子形では他を圧倒する気迫溢れる完璧な演武を披露し、見事金メダルに輝きました。これにより、沖縄県出身者として初のオリンピック金メダリストとなったのです。 彼の輝かしい経歴をまとめると以下の通りです。

主要な経歴まとめ

  • 世界空手道選手権大会の個人形において、2014年、2016年、2018年、2021年と、史上初の4連覇を達成。
  • 団体形でも2016年、2018年と大会2連覇に貢献。
  • 全日本空手道選手権大会では、前人未到の10連覇を達成。
  • プレミアリーグにおいて、2020年1月24日までに19回の優勝を果たし、ギネス世界記録に認定。
  • 2019年12月のプレミアリーグマドリード大会でのランキングポイントが、全日本空手道連盟の日本代表選手選考基準を満たし、2020年東京オリンピックの日本代表(男子形)に選出。
  • 2021年の東京オリンピック空手男子形で圧倒的な演武を披露し、金メダルを獲得し、沖縄県出身者として初のオリンピック金メダリストとなる
  • これらの活躍から、2021年には「紫綬褒章」を受賞される

Martin Rulsch, Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0, CC BY-SA 4.0 https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0, ウィキメディア・コモンズ経由

幼少期の仲間の影響で始まった空手人生

喜友名諒選手は、沖縄県生まれの武道家で、幼いころより空手を修行しており、中学生になると全国大会で優勝を収めました。
彼が空手の修行を始めた理由は、5歳の頃、幼稚園の仲間の影響で道場に入門したことから始まったといわれます。 中学校3年生の時に、世界選手権3連覇の実績を持つ「劉衛流龍鳳会」の佐久本嗣男氏に師事し、最終的に東京オリンピックで金メダルを手に入れました。

<喜友名諒の生育歴まとめ>

  • 生年月日: 1990年7月12日
  • 出生地: 沖縄市
  • 身長: 170センチ 体重: 82キロ 
  • 出身校: 高原小学校→沖縄東中学校→興南高等学校→沖縄国際大学
  • 空手の開始時期は 5歳。 中学3年から劉衛流の佐久本嗣男氏に師事し、大学二年生の時に日本代表入りを果たす

劉衛流(りゅうえいりゅう)の歴史と特徴

劉衛流は、沖縄空手「那覇手」の流れを汲む空手および古武道の流派であり、独自の歴史と特徴を有しています。以下はその概要です。

起源と歴史

劉衛流の始まりは、仲井間憲里が中国に渡り、劉龍公に師事したことにさかのぼります。劉龍公の「劉」と仲井間憲里の唐手名である衛克達の「衛」を組み合わせ、「劉衛流」と命名されました。1875年頃、仲井間憲里によって沖縄に伝えられ、武道の高度な研究と技術の蓄積が始まりました。

仲井間は中国で劉龍公から7年間の厳しい訓練を受け、福建省や広東、北京にも足を運びながら、武器や巻物を集めて帰国したといいます。

流派の発展

劉衛流は元来一子相伝を重んじ、佐久本嗣男が4代目憲孝に師事し、その後門戸が開かれました。現在、沖縄県内には12もの劉衛流の道場が存在するとされ、喜友名諒の活躍により国内外からさらに注目を浴びています。

技術と特徴

劉衛流の特徴は、「連続性」と「積極性」にあります。攻守を同時に繰り出し、相手に息もつかせぬほど攻撃するスタイルが特徴的であり、他の流派にはない独自の技法が数多く存在します²。例えば、攻防一体の形やジグザグな足裁きなどが挙げられます。

佐久本氏が説く「技は湧き出る泉のごとく、よどむことなく変化させていく」という哲学も流派の一環であり、劉衛流の独自性を表しています。

豊見城あずさとの結びつき

元世界王者である豊見城あずささんも劉衛流の一員であり、流派の広まりと成功を象徴しています。
豊見城あずささんは浦添市にある劉衛流道場の「あずさ龍鳳館」で空手の指導をしています。
      空手道場「あずさ龍鳳館」の公式ブログ

【劉衛流 DVDの紹介】 
劉衛流KARATEセミナー 世界王者たちの「形・極意」 (DVD) <楽天市場>


2017年3月、沖縄空手会館がオープンし初めて開催された劉衛流のセミナーを映像化。 佐久本嗣男師範を中心に、豊見城あずさ清水由佳喜友名諒金城新上村拓也といった世界王者の先生方が劉衛流(アーナン・パイクー・ヘイクー)・剛柔流(スーパーリンペイ・クルルンファ・セーパイ)の形を徹底指導。 劉衛流の歴史から主な形の特徴・ポイント・極めまで全てを網羅した「形・極意」が登場! 立ち方、基本、間合い…体が覚えるまでトレーニングして世界王者を目指せ!

まとめ

喜友名諒選手が選んだ劉衛流は、独自の特徴と歴史を持つ流派であり、それが彼の空手人生に多大な影響を与えていると言えるでしょう。
彼は、2023年3月17日に金城新選手、上村拓也選手とともに現役引退会見を行いました。しかし、彼の伝説はこれからも空手界のみならず、スポーツ界全体に刻まれ続けることでしょう。喜友名諒選手の経歴は、まさに凄いとしか言いようがありません。これからも彼の活躍に期待し、彼が築いた偉業を讃え続けましょう。

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