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空手の基本技術 正しい拳の握り方と鍛え方

正拳突き 握り 技術・鍛錬の基本
拳の握り方と突きのポイント
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空手での威力と安全性向上のために

空手では、拳の握り方が重要です。拳の握り方によって、突きの威力や安全性が変わります。拳の握り方が正しくないと、相手に十分なダメージを与える事ができないばかりか、手や指を痛める事もあります。この記事では、空手での拳の握り方の基本と押さえておくべきポイントを紹介します。

空手での拳の握り方の基本

握り方

まず、手を開いて平らにします。

次に、指先から順にしっかりと曲げていきます。小指から人指し指までの第一関節→第二関節→第三関節と順番にしっかり根本まで曲げ近んで、親指は人差し指と中指の間に置きます。最後に、親指をしっかりと押さえて、拳を固めます。

正拳 握り方
拳の握り方の基本 図説

注意する点は以下の通りです。

留意点

拳は腕と直線になる様に真っ直ぐに握ること。手首や肘が曲がっていると、突きの威力が減少し、手首を痛める原因にもなります。

拳の当たる場所

突きで拳の当たる個所は、画像の印示した通り、人差し指と中指の第二関節の上から第三関節部分です。この部分は、拳の中で最も硬く、攻撃力が最も高いため、空手の突き技ではこの部分を当てるようにします。

力の入れ具合

打撃時に拳は強く握る必要がありますが、突きを出す前から拳を強く握り過ぎていると、腕の筋肉が緊張しすぎて肩などにも無駄な力が入ります。そうなると体力は消耗し、突きを出す時のスピードも出せなくなります。 突きを出す前は肩の力を抜き、拳の握りも少し緩め、リラックスした状態で呼吸を整えます。呼吸も大切で呼吸が乱れると、突きのリズムやタイミングも狂います。そして素早く突きを繰り出し、目標物に拳が当たる直前に握りを強くする様に意識を持つと、スピードに乗った、握り固めた強い拳で威力のある打撃を目標物へ与える事ができるのです。 

回転力

また、突きを繰り出す際には拳は掌や親指側が上向きの状態から繰り出され、目標物に近づくにつれて、拳を回転させながら、目標物に当たる瞬間には拳は真っすぐ、掌が真下を向く形で、先に記した他撃面が目標物に当たる様にします。こうすることで回転の加わった強い拳が目標物に食い込むようになり、より強烈な一撃が与えられます。

正拳突き拳の回転説明
正拳突き:拳の回転の図説

 空手での拳の握り方は、簡単なようで難しい技術です。しかし、正しい拳の握り方を身につけることで、突きの威力や安全性を高めることができます。日々の練習で、拳の握り方に意識を向けることが大切です。

拳の強化

拳は鍛えられる

拳は鍛えることが可能です。拳を鍛えることとは、骨格や筋肉を強化することで、拳の強度や耐久性を高めることです。
拳を鍛えるための方法の1つは、手首や握力など拳の周囲の筋肉を鍛える方法です。手首や拳の周囲の筋肉が鍛えられることで、これらを支える力が強くなります。また、ストレッチにより腕や手首を柔軟にし拳の可動域を広げることで、怪我を予防をし、大きな力が発揮できるようになります。
もう1つは、腕立て伏せならぬ拳立て伏せや、巻藁(まきわら)やサンドバッグなど硬いものを叩いて拳を直接的に鍛える方法です。 

拳立て伏せ

拳立て伏せとは拳の状態で腕立て伏せ同様の動きを行います。
手首を垂直に保つために、肩幅と同じくらいの幅にし、人差し指と中指の拳骨部分が床面に着くように置きます。拳同士が平行になるようにし、親指は前方に向けます。 拳立て伏せを日々繰り返す事で、関節の骨が硬く強くなるだけでなく、手首や腕、大胸筋など腕立て伏せ同様に、筋力アップも図れます。

巻き藁(まきわら)

空手の巻き藁(まきわら)は、伝統的に古くから使用されている訓練道具です。立木や立てた板などにゴザや稲の藁を束ねて巻いたもので、主に突き技の稽古に使用されます。

巻藁を突く船越義珍
巻藁を突く船越義珍


拳を鍛えることの意義

拳に繰り返し衝撃を与えることで、骨格を強化することができ、硬くて丈夫な拳を作り上げることができます。長年空手に嗜んでいるなどは、こうした鍛錬で人差し指と中指の第三関節の骨の部分がぷっくりと硬く膨らんだ拳タコを作っている人を多くみます。こうなると、板や瓦などの硬いものでも拳を痛めることなく、打ち壊す力が備わるのです。

鍛える上での注意点

拳を鍛える際には、以下の点に注意が必要です。
決して無理はしない事。 経験が浅く、強い拳のできていない人が、無理をすると、拳や手首を痛め、時に骨折などの大けがを負う事もあります。少しづつ無理なく継続していくことが大切です。最初は怪我のリスクを減らすために、グローブやサポーターなどを着用するのも良いでしょう。
そして何より正しいフォームで突くことが重要です。

まとめ

空手において、正しい拳の握り方は非常に重要です。ただし、異なる流派によってはここで説明した内容と若干異なる場合もあります。この記事では、一般的な基本技術について説明していますが、各流派の指導者や伝統によって微妙な違いがあることを覚えておいてください。正しい拳の握り方と効果的な鍛え方を習得することで、空手の技術向上につなげることができます。

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