帯の結び方・道着の着こなしの重要性
帯をしっかり結ぶことは、伝統と礼儀を尊重する空手道では重要な行為です。帯は武道の精神を体現し、師範や仲間への敬意を示す象徴です。整然とした帯や道着の着こなしは、技の美しさと威力を高めます。型の演武においてはその印象を向上させ、試合での審査にも影響してきます。また、練習や試合中の道着の乱れは事故や怪我を招くこともあり、帯を正しくしっかり結ぶことで道着の乱れを無くし、怪我を防止する上でも重要です。
帯を正確に結ぶことは、武道修行における礼儀と伝統の大切さを示す重要な行為と言えます。
基本的な帯の結び方
空手の帯の結び方については、いくつかの方法がありますが、ここでは一般的な結び方を分解写真で説明していきます。

①帯を半分に折り曲げ、両端の長さを合わせます。

お腹の上から帯の中心がへその辺りに来るように、後ろにグルっと回して、後ろで帯を持ち替えて、

前に持ってきて引き締めます。

前に回した帯は左右の長さが同じくらいの長さになっていることを確認します。

上側の帯(写真では右手に持っている方)を、

帯の下に持ってきて、帯の下側から差し込みながら、

上に引っ張り出します。

上から出ている帯と、下から出ている帯を、それぞれの裏側が重なる様にクロスし、上から出てきている帯を輪っかに通して結びます。

最後にもう一度左右の帯の長さが同じになる様に調整しながら左右に引っ張ってしっかりと引き締めて完成です。
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